猫×霞桜 オーダーメイド ネームプレート

オーダーメイド オリジナルネームプレート

猫と桜と名前を組み合わせた、厚さ0.5ミリ程度のネームプレートを依頼したいのですが可能でしょうか?

名前はS´s factory を筆記体で考えているのですが。」

というオーダーメイドのお問い合わせを、メールで頂きました。

 

ネームプレートを制作する事自体は可能ですが、0.5ミリという薄さでは、制作するとなると、方法が限定されてしまうのと、強度的にもなかなか厳しいかと思われました。

なので、「猫と桜と名前を組み合わせたデザイン」という条件で考えられる、可能な制作方法と、その際に必要な素材の厚み等のご説明も合わせて、お話させて頂きました。

 

<0.5ミリの厚みでネームプレートを制作>

これを条件とした場合、お客様とご相談しながら、デザインを私が考えさせて頂いて、それをレーザー彫りで制作する方法になるかと思います。それなら、筆記体の文字も、猫と桜のデザインも全て、0.5ミリの厚みで表現する事が可能です。絵を描く様にデザインする事が可能なので、表現の自由度が高い制作方法です。

 

<手でひとつひとつ、透かし彫りを施して制作>

エスの商品にはこの制作方法が多いので、お客様としては、こちらの方をお考えだったのではないかと思いました。

透かし彫りという方法は、アウトラインのシルエットのみで、一目でソレ!と判るデザインでないと成立しないので、「S´s factory」を筆記体で透かし彫りのみで表現するには無理がある為、※オーバーレイで制作する方法が良いかと思いました。

※(オーバーレイとは、透かし彫りで絵柄を彫りだした銀板と、もう一枚の銀板二枚を重ね合わせてロウ付けをし、その凹凸によって絵や文字を表現する方法)

でもその場合、それなりに厚みが必要となってきます。

 

このネームプレートの使用方法は、レザークラフトで財布のカード入れ部分にあてるために使いたいとの事でしたので、やはり出来るだけプレートの厚みは抑える方向で制作方法を考えてみました。

そして、お客様にお送り頂いたラフスケッチを参考に、デザインと制作方法を、いくつかご提案させて頂きました。

オーダーメイド オリジナルネームプレート

猫×霞桜オーダーメイド決定デザイン

そして、部分的に真鍮を使いたいとのご希望があった為、「S´s factory」を文字をデザインした、筆記体の型を、真鍮で切りぬいて作り、猫と霞桜をデザインしたシルバープレートの上にロウ付けして、真鍮文字部分のみを凸にする方法を、ご提案させて頂きました。

 

これなら、文字部分のみが、少々厚みが出る程度で抑えられ、制作する事が可能になります。

なんとかお客様のご希望にお応えする事ができて、可愛らしい『猫×霞桜オーダーメイド ネームプレート』が完成しました!

お客様ラフスケッチ

お客様ラフスケッチ